【どうすりゃいいのさ、さまたいぶるーす】
透析室には、いろんな
患者さんがいて、
ひときわ、よく、しゃべって、
特に、その方は、
腕に刺す針を、痛がる方で、
よく文句を言う
(痛がりすぎ？かな？と)
が「針刺し」の、
上手い下手が、あります。
なので、気持ちは、
解るんですが。
先日、特に、騒いでいて、
「痛い、痛い！もう、さわらんといてや！」と、もう怒鳴ってる
見ると、割に「針刺し」が、
早くて、上手い方でした
が、騒がれている
ほどして、話かけながら、
「あははは」なんて、聞こえて
きたから、
ま、おちついたなー
て、しばらくしたら、
室長が、その人に、
話かけてた。
斜め前だったし、ハッキリ
聞こえてきた
「ダイジョブ？ うん、うん、
あれだよねー、あんまり、痛くて怖いなら、病院変わって、もらおうか？」
えっ？
その人は、しょんぼりして、
だまって、首を横に、ふってる
この「針刺し」は、
血管に入れ込むから、一ミリ？
0.5ミリ、血管の内外、あたってると、そのズキズキで、
三時間、四時間は、かなり
痛くて、つらい。
看護師さんは
「僕ら、私らは、わからないんで、教えてください！」て言う。
わからないんだ？て。
それから、その、おばさんは、
大人しくなった。
無いとは、思いながらも、
あんまり口ごたえ、すると、
いつか、何か、されんやないか？
と言う不安を、かかえている。
「あれ？」とか「うーん」
てのが、どんだけ不安か。
しかし、繋がれたら、
逃げられない。
慣れ。ってのが、いいのか、
悪いのか、体重も、数値も、
おちつき
透析中も、
ぐっすり寝ているときも、
ある。
どうも、できない。んだけど。
ああ言うの、見たり、聞いたり、
すると。
「どうすりゅ、いいのさ」
て、なりますなー。
